製作年:2017年
上映時間:104分
イギリス・フランス合作
原題:Paddington 2
監督・脚本 ポール・キング
キャスト
パディントン:声 – ベン・ウィショー
ルーシー叔母さん:声 – イメルダ・スタウントン
パストゥーゾ叔父さん:声 – マイケル・ガンボン
ブラウン一家
ヘンリー・ブラウン: ヒュー・ボネヴィル。
メアリー・ブラウン: サリー・ホーキンス、
ジュディ・ブラウン: マデリン・ハリス
ジョナサン・ブラウン:サミュエル・ジョスリン
バード夫人: ジュリー・ウォルターズ
ブラウン一家の知人
フェニックス・ブキャナン:ヒュー・グラント
カリー氏: ピーター・カパルディ
あらすじ
シネマトゥデイより
ブラウン家の一員として、幸せに生活しているクマのパディントン。
もうすぐ100歳になるルーシーおばさんへの誕生日プレゼントを探していた彼は、骨董品屋ですてきな絵本を見つける。
本代を稼ごうと窓ふきのアルバイトを始めるが、洗剤を頭からかぶるなど失敗しては騒動を起こす。
そんな中、絵本が盗まれ、一家と共に絵本の行方を追うパディントンだが……。
パディントン2は1を見なくても楽しめるっちゃあ楽しめますが、やっぱり1を見てからの方がもっと楽しめます。
冒頭からパストゥーゾおじさんが出てきてちょっと泣きそうになっちゃった。
ルーシーおばさんと仲良くお喋りしてるシーンが観ていて懐かしくなんだかジーンと来てしまいます。最近涙腺が弱いの…
おじさんはやっぱりマーマレードサンドイッチが大好きなんだね。
そしてここでいきなり3頭の関係が明らかに
私、パート1ではパディントンはおじさんおばさんの甥っ子だと思っていました。
しかし実は川で溺れていたパディントンをおばさんとおじさんが救ったことでパート1のように幸せに暮らす3頭のクマさんの関係性が出来ていたのです。
パディントンを助けるシーンも緊迫感があって素晴らしいです。
助かった後のパディントンがマイペースすぎてキュンとなります。
助かって良かったね。おじさん、おばさんのお陰だね
そして現代への話の入り方が上手いのでスッと物語へ入っていけます。
すっかりブラウン一家の一員となりロンドンにも慣れた様子のパディントン。
パート1では普通の歯ブラシだったけど今回は電動歯ブラシに変わってるよ。
耳に突っ込み、鼻に突っ込み、ほんでそのあと歯を磨くんかーい!
ご近所にもたくさんのお友達が出来ました。ワンコも友達。
なんだかもうこの時点でパディントンなしでは生きていけないような人もいます(笑)
ブラウン一家にも様々な変化が。
よその家の子供の成長は早いぜ
旦那は昇進…かと思われましたがそれはまた今度。
なんだか美しさを追及しているのか健康食に凝ったり、髪の色を変えたり
“チャクラ”体操を始めたり
奥様はフランスへ泳ぐ練習を日課にしています。
姉のジュディは彼氏のトニーと別れ新聞を作ることにハマっており
弟ジョナサンは中学校へ 休日はずっとSLの模型作り♡でも「ダサい」という理由で誰にも内緒です。
バードさんは相変わらず元気。めっちゃ元気。
さてさて今回のお話の軸になるのが
パディントンがグルーバーさんが営む骨董品店で見つけたとっても素敵なモノ
イギリスの名所を巡る飛び出す絵本です。
この絵本をルーシーおばさんへの100歳の誕生日のプレゼントにしたい。と店主に告げます。
でもこの絵本は世界にただ1冊しかありません。
そしてとっても高価。
パディントンの命の恩人。そして一生懸命育ててくれたルーシーおばさん。
パディントンは「おばさんにはとてもお世話になったんです。感謝の気持ちを示したい」と
働いてお金を貯めて、この絵本をルーシーおばさんにプレゼントすることを決意します。
この絵本を開いた時の描写がとっても素敵です。
パディントンとルーシーおばさんが絵本の上でロンドンの各所を巡るシーンが感動的
頑張って働く。でもやっぱりやらかしちゃうパディントン
さてさて、まずはじめに理髪店でお掃除のアルバイト。
店主がちょっとの間留守にしてた間にお客さんがやってきてしまいました。
断ろうとしたけど、お客さんはやってくれと座ったまま。
とりあえずやるかとバリカンを手にしますがあまりの振動に驚いて、たちまちそのコードで
体がグルグル巻きに❗❗❗
振動に驚きブルブル震えながらもお店にかかってきた電話に対応するあたり
パディントンの律義さを感じます。
ブルブル震えながらどんどんお客さんに近づいていきます。あぶなーい!
あとちょっと!のところでバリカンが届かなかったことにホッとしましたが…
コードはお客さんの椅子のレバーに引っかかっており、シートが倒れ、きれいにジョリジョリと頭のど真ん中を刈ってしまいます・・・。
最後は天井のファンに引っかかりグルングルン。振り落とされて窓にベチャ!ああ可愛い
はい、即刻クビになりました。
初めての仕事は散々でしたが、その後窓ふきに挑戦。
パディントンがいつも持ってるスーツケースには折り畳みの梯子と折り畳みのバケツが入っています。便利ね💖
梯子を設置して、バケツに洗剤と水を入れて…さて2階の窓まで運ぼうかなーと思ったら、
重くて持ち上がりません。
色々試行錯誤する姿がまたまた可愛いですね💖💖
最終的に自分が泡だらけ(笑)
しかしこの泡だらけの体になったお陰で自らがブラシとなり、キレイに窓が拭けていくという結果に。
そうして街中のお家の窓や高層ビルの窓まで拭いていくというビジネス(?)が出来上がり
少しずつお金もたまっていきました。
そうそう。この映画でのキーパーソンとなる人物がいます それは…
フェニックス・ブキャナン(ヒュー・グラント)
監督のポール・キングは、ヒュー・グラントを想定してこの役柄を書いたそうですよ。
ヒューは衣装にもアイデアを出したんだとか。こだわってるだけのことはある。
こいつめーって思っちゃいましたもん
こいつは…
若い頃は有名でしたが今はドッグフードのCMくらいしか仕事がない落ち目の俳優。
ブラウンさんの会社のプラチナ会員で豪邸に住んでいるが本当は金欠中。
という紹介をしておきますが…
こいつは悪役で犯人です(笑)
こやつのせいでパディントンは刑務所に…ぐぬぬ。
※飛び出す絵本には重大な秘密が隠されています。
フェニックスはこの絵本をずっと探していましたが行方知れずでした
しかし移動遊園地での舞台でフェニックスとパディントンが共演したことがきっかけで
パディントンがフェニックスに「グルーバーさんの店で取り置きしてくれてます」と明かします。
そしてある夜、フェニックスは骨董品店に忍び込み絵本を盗むのです。
パディントンは濡れ衣で捕まっちゃったのよー。
こいつの悪意ある証言のせいで。
しかし色々な衣装を着て変装して体当たりの演技を見せるフェニックスは嫌いじゃない。
サイコパスな所もあり、コミカルなところもあり。
映画のフェニックスはムカつきますがヒュー様は大好き💓💓
しかし素敵なオジサマになられていますな。若いころのヒュー様大好きだったわ。
男前すぎる。
ま、そんなこんなで刑務所に入っちゃうパディントン。
このホンワカした映画で裁判シーンと刑務所のシーンが観られるなんて(笑)
誰とでも仲良くなっちゃうパディントン
ここでも頑張っちゃいます。囚人服も可愛いなあ。モフモフが隠しきれていないよ。
パディントンにまず任されたのは洗濯係。
みんなの囚人服を洗濯機に入れて、あ!白い囚人服の中に赤い靴下を入れちゃった!
囚人服が見事にピンク色に変色してしまいます。犯罪者が皆可愛く見えますなあ。
皆ちょっと怒ってるけど😮😮
そして皆がピンクの囚人服のままお食事。マズイ。マズすぎる。
囚人の一人が言います。「この10年1日3食毎日これだ」
マジか。キツいぜ。
パディントンが「シェフに言わないと」と言うと
「ここで生き残る秘訣は二つ 目立たないこと ナックルズ(シェフ)と話さないこと」と
言われてしまいますがパディントンはナックルズの元へ向かいます。
強面すぎるナックルズさん。
それを見守る看守は医者を手配中❗❗
面と向かって、食事が泥のようにまずいこと パンが固いこと等を告げます。
ソースの話をしてる途中に手に取ったケチャップがナックルズさんのエプロンに…
マスタードもエプロンに!!!
振り返ったら囚人が全員机の下に隠れてる!
看守は医者ではなく牧師を手配中❗❗ パディントン死ぬんか
パディントンの胸倉をつかんで怒鳴るナックルズさん。
しかしパディントンが帽子の中にいつも忍ばせているマーマレードサンドイッチが帽子の中から飛び出します。
それを食べたナックルズさん。キラキラした顔つきに変わります。美味しかったんだね。
そして彼は言います。「よく聞け。このクマは俺が守る」
そして「守ってやる代わりにマーマレードを作れ」と。
そして何やかんやちょっと揉めながらも皆の朝食を作る二人
オレンジを選別するパディントン。トマト一個混ざってるやん(笑)
果汁を絞るナックルズさん。
ナイフさばきが素晴らしいですがどこで習ったのでしょう?
聞けないですね。
この朝食が大好評。しかしこれだけでは寂しいですね
パディントンが誰か料理が作れる人はいないか聞いてみたら…
「祖母直伝のチョコケーキ レシピを覚えてる」
「チャーリーがりんごケーキを」
「俺はザクロ・ソースのパンナコッタを」
おいおい皆作れるじゃん。怖い顔しながら可愛いもの作れるじゃん。
そこから殺風景だった食堂はかわいらしい夢溢れるカフェのような雰囲気に💓
マカロンやらサンドイッチやら 結婚式のケーキみたいなんもあるぞ
殺風景な刑務所がお花やらガーランドやらでお洒落になってきたぞ!ランプもオシャレ💘
そして“楽しい監獄”の旗が。皆ハッピー なんじゃこりゃ💦💦
雰囲気変わっちゃって、皆仲良しになっちゃった
色々な事に変化をもたらしていくパディントン。やっぱり素敵。
ブラウン一家とパディントンの面会に皆もついてきちゃう!
こうしてる間にもブラウン一家は犯人探しに動いてくれています。
皆パディントンの無実を信じています。
そして彼がいなくなった事で街の人たちも困っています。
朝食が食べられないお姉さん、
鍵を忘れて出かけてしまう先生、
勉強がはかどらないゴミ回収車のお兄さん…
パディントンの窓ふきがきっかけで出会った二人
などなど。
そんな街の人たちが一致団結するシーンも感動しちゃいます
前作にも出てきたカリーさんだけがパディントンを敵対視していますが、
カリーさんってなんとなく憎めないんですよね。なんか一人で空回りしてるところが
飛び出す絵本に隠された謎解きが楽しいしブラウン一家は探偵みたいなことするし
最初に出てきたシーンが「あ!そこに繋がるのね!」ってバチ!っと繋がるところが
多くて素晴らしいです🙂🙂
最後の汽車でのアクションシーンもドキドキしつつ笑えるシーンがいっぱい。
逃げろパディントン!ひぃ!フェニックスがああ!ってなります
そして父ヘンリーよ そこでチャクラ体操のスキルが発揮されるのね…
思わず笑ってしまったではないか。 脚はどうなっているんだ?
バカバカしいけど面白すぎる!
そうだ!おバカと言えばパート1でも書いた警備員の男、また騙されてるよ…
フェニックスの尼僧姿に。女装やっちゅうねん。
ほんでちゃんと仕事しろ。
怪しいやつを見かけたらコーヒーを飲みながら追いかけるんじゃない!
絶対追いつかんやん(笑)
「べっぴんの尼僧が」とか「あんな美女は久しく見てない」とか言ってますけど
中身はイケメンではあるがオッサンです。
バカバカしいシーンも多いけどラストのシーンはやっぱりホロリと来てしまいます。
パディントンがやってきたことが全て返ってきたんだなあ。
それは例えば、
ちゃんと挨拶をすること、
困っている人がいたら手を差し伸べる、
素直な気持ちで接する。などなど
良いことをしてたら良いことで返ってきますよね。
人として大切な事が学べる映画だと思います。
いっぱい笑ってちょっと泣いて、人には優しくしよう…と改めて思いました。
優しくて前向きな人の周りには自然と人が集まってくるんですよね。
何度でも観たい素敵な映画でした
エンドロールはヒュー・グラントの華麗なステップが観られるよ。めちゃくちゃ練習したんだろうなあ 素敵だったよ。ぜひ最後まで観てね💗💓
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