原題 One-Minute Time Machine(一分間タイムマシン)
公開年:2014
時間:6分
監督:デボン・アベリイ
脚本:ショーン・クラウチ
出演:ブライアン・ディーツェン、エリン・ヘイズ
なんか今日は2時間近くある映画を観るの、ちょっとしんどいなあと思った時に
この映画を見つけました。
アマゾンプライムで短編映画を探したら一番最初に出てきた映画です。
おお!…面白いじゃないですか
サクッと観れちゃいます。
短い時間でなかなか見応えのある作品でした。
男性がベンチに座っている女性に「座ってもいい?」と声をかけるところから始まります。
男性の手元には携帯型のタイムマシン。これは「1分間だけ時間を戻すことができる」というもの。
男性は女性を何とか口説こうとしますが失敗。その度に「1分間タイムマシン」のボタンを押し過去に戻ります。
凄い機能を持ってるのに、なんか簡易な作りのタイムマシンだな。
あ、携帯型だからちょうどいいのか。
ある時は自分の名前を噛んで失敗。
ある時は盛り上がってちょっとイヤらしいこと言うて女性が嫌な顔をする。失敗。
その度に男性はボタンを押して過去に戻ります。
そしてまた女性を口説く…便利だなあ。めっちゃボタン押してるけど。
何回失敗すんねん。諦めないのねえ。
そして…何度かボタンを押した後やっと自分の家に誘うことに成功!やったー!
女性が「今すぐ行きましょ!」って言うてくれてますやん。そんな時女性が本を落とします。
男性が本を拾い、女性に尋ねます「科学が好きなの?」
女性は「5歳の姪が好きでね。私は量子力学の博士なんだけど」
「あ、科学の話…わからん」っていう表情をしながらボタンを押す男性
女性と話を合わせるためにまた何度かボタンを押しますがついに男性が断念。頑張ったんだけどねー。
そこで男性がついに「このボタンを押してタイムトラベルをしている」と女性に告げます。
しかし!女性から衝撃の言葉が!
量子力学の博士ですもんね。タイムトラベルにも詳しいよね。
「このボタンを押すたびに過去の1分間に存在した並行空間の自分のコピーを作っただけ。あなたの本当の体は過去の宇宙空間で死んでいる」
今まで何の気なしにボタンを押してきた男性ですが、その度に死んでいたのだそう!
女性から何回ボタンを押したの?と聞かれ「16回くらい」と答えます。
意外と少ないやん。もっともっと押してるように思えたけど
その後何度も男性が死ぬシーンが出てきます。これが不謹慎だけどちょっと面白い
どんだけレパートリーあんねん。
男性は自分が何度も死んできたことを知り意気消沈。そりゃそうか。
しかし女性はノリノリ。
今度は男性をその気にさせるために何度もボタンを押してしまうのでした。
女性、すげえな。女は強いぜ。
この映画 2014年のヴェイル国際映画祭で初公開され、その後も世界の映画祭で
数々の賞を受賞しているのだそう。
面白いもんね。
短編映画 奥が深くて好き。
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